コレクション: 麹塵染

古来より皇室のみ用いることを許された色『麹塵(きくじん)』。

古代中国王朝、周の時代にはすでに存在し、その色は、刈安草と紫草の染め色とされていましたが、近世では経青、緯黄の織り色とされています。麹塵染の最大の特徴は、角度・光線の違いにより変化する不思議な色彩にあります。

普段は落ち着いた色合いをしていますが、太陽光や白熱電灯などの下では鮮やかな赤系の色合い、というように場面にあわせて色合いが変わって見えます。

西陣の技術で、古代の薫りそのままに現代に再現された麹塵の色をどうぞ、おたのしみください。