メモ程度に撮った、今回はかなり適当な写真から始まります。
これは今から染めに入る帯揚げの地色の色見本です。今までつくった色、小物だけでなく着物も多い、をスクラップブック貼って残しておき、こういった色出しの時に利用します。
今回の依頼(といっても弊社スタッフから非売品帯揚げの制作依頼ですが・・・)は、大島紬/あまみーいろの柄をつかっての帯揚げ制作です。地色と柄、それぞれの2色を決めます。ある意味、塗り絵的な感じです。
まず職人さんとある程度の色を決めて(今はこの段階)、試験染めします。染料のロットによって色が変わりますし、生地によっても発色具合が変わるため、イメージ通りにいかない仕事です。
ピタッと来ることなくても、予定の色も含めてある程度の振り幅の中でイメージして、色を決めました。帯はもっと色数もあり、その組み合わせの上での配色のため、2色よりもイメージに近づけることができます。少ない数の方がブレが大きく、なかなか難しいです。
最近は若手も色を出しをしていますが、時々すごくいい配色のときもあります。そんな時は、褒めることにしていますが、その色を本人が狙っていたのか、本人の表情や発言からは伺えないのが、ちょっと困っています(笑)。
◼︎仙福屋の帯揚げ
https://senpukuya.jp/collections/33