Youtube上でコーディネート過程の動画をUPしています。小難しい話はせずに雑談的なことが多いので、名前も雑談コーデ。たまに再生回数が多い時もありますので、一喜一憂しながら更新しています。
通常の角度では見れない聞けない、モノづくりを見て頂けると思いますので、今後も続けていきたいと思っています。このブログでは補足訂正を入れながら、文字でお届けできればと思っています。動画も合わせてご覧頂けると嬉しいです。
#48の着物は、あの根善織物と制作するぼかしと絞りの着物。
#48-1〜#48-3の帯3本をコーディネートしていく予定です。
https://youtu.be/rmk_u7nTHtM
◼︎着物は根善織物コラボ/市松につまみ絞り
シックな市松ぼかしの着物。
世の中にも似た感じのものはあると思いますが、とにかく見た目以上に手を入れて制作した着物になります。
まず、ベースとなる白生地は『涼しのころも』。
現在のところ、となみ織物専用の根善夏単衣生地。こちらの考えでは、夏と単衣時期ですが、お客様としてはほぼ真冬以外の季節に着用されています。
手触りはさらっと、とにかく軽くて、生地の透け感が美しい織物です。
その涼しのころもを市松でぼかしに染め、市松それぞれの中に、つまんだ絞りを施してあります。よく見ると根善らしく、やり過ぎなくらい入っています。
ちなみに、目で見て数えると面積の広い白地の中には12箇所。
濃い(狭い部分)には8箇所、反物全体を通じ、絞りが入っています。
白の使い方が大変モダンでスッキリに見えますが、手間の塊。
そんな着物になります。
◼︎帯はiKat/八寸名古屋帯
帯一本目に合わせる帯は八寸名古屋帯イカット柄。
織は異文織といって、経糸を工夫し経糸同士は綟らず、通年結べるオールシーズン仕様の帯としました。
緯糸はかなり打ち込みを細かく、細い糸を入れることで、手持ち感はしっかりとさせています。お太鼓の形も綺麗に決まる織物です。
無地に近いくらいのシックな柄の中に、糸段階ではかなり綺麗を織り込み、全体は静かに見えても、小物等で活かせる赤を使った帯になります。
小紋や大島紬など、オシャレなお出かけに気軽に結べる帯になっています。
◼︎帯は銀通し/唐花文様
最初に合わせる帯揚げは、経糸に銀糸をつかって製織した唐花柄の無地帯揚げ。
無地と言っても、銀で柄を上げていますの、力があり帯や着物を引き立てることができます。角度によって、キラキラとまた柄も浮き出てきますので、シックに全体をまとめたい時にでも、1箇所ポイントを作っておくことができる優れものだったりします。
銀通し唐花の帯揚げ
https://senpukuya.jp/products/obiage-157
◼︎帯の中の色を活かす帯締め
前述の通り、帯の中には赤を効かせています。この赤を呼び起こすために、帯締めに赤を入れてみました。
新作というよりは、こういう感じの赤の帯締めは一本はお持ちかな?そう思い使っています。シックな帯に入れると浮きそうな帯締めですが、帯の中の赤がうまいこと受け入れてくれているような感じがします。
◼︎防染糸/十字絣の帯揚げ
この帯揚げは、雑談コーデの中で頻出のもの。
無地ではなく、存在感をもったオシャレでも上品なコーディネートでもうまくまとめる、魔法ような小物です。
防染糸の白が活きて着物と帯をうまく繋いでくれています。
この帯揚げを合わせておくと、帯締めの幅も広くなり、コーディネートがし易いと思います。
八寸帯を使うと、コーディネート全体で着慣れた感のするオシャレ着物になりました。次の帯は全く異なる帯が登場します。
帯揚げは十字絣の防染糸
https://senpukuya.jp/products/obiage-86
雑談コーデ #48/動画
https://youtu.be/rmk_u7nTHtM
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