絞り夏単衣着物/染織工芸むつろコラボ
→八寸名古屋帯とのコーデ
帯のベースとなっている帯地は夏しぼ織。
緯糸に御召緯を通し、広巾で製織、その後に帯地をお湯に通し、一旦縮め、その時のしぼを表面に表現とした帯です。
他の帯と比較して見た目には、かなりのボリューム感をもつ特徴があり、重量もありそうですが、持つと皆さん全員が驚かれるほどの軽さです。この見た目とのギャップもこの織組織の持つ特長です。
通常のしぼ織と比較して、御召緯と別の緯糸に工夫を持たすことで、真夏にも結べるオールシーズン帯です。
その織物の上に、さらに相良刺繍を施した帯が今回登場の袋帯になります。幾重にもこだわりを感じて頂ける帯に仕上がっています。
前回の八寸名古屋帯に関しては完全にカジュアル仕様。同じ着物でも、この帯の場合はレストランでの少し改まったお食事会等まで結ぶことができます。
→八寸名古屋帯とのコーデ
帯で用途も変わる着物です。着物に関しては、こちらも絞りを重ねたこだわりの逸品になります。詳細は前回を参照ください
◼︎最初の帯揚げは防染糸の帯揚げ、菱/白に白
合わせる帯揚げは、非常にシンプルな白白の帯揚げ。染料を吸いにくい糸/防染糸を緯糸にして、柄として織り込み、製織後、無地で染め上げた帯揚げになります。お洒落着でもセミフォーマルでも合わせられる守備範囲も魅力です。
手菱市松の帯揚げ
→ https://senpukuya.jp/products/obiage-213
この帯揚げの元となったデザインは、帯から。帯の場合は作楽文様の一つとしていますので、名前は『織りアーガイル』となります。
作楽帯/織りアーガイル
→ https://senpukuya.jp/products/obi-fu-11
◼︎そこへ手組鎧組をコーディネート
ここへコーディネートした帯締めは、手組鎧組。ベースは白、そこに金と銀で組み上げらたれた帯締め、一本あるとここぞの時、非常に便利です。
少し改まった感もでる帯締めです。オシャレ着でも少し礼を持って・・・感も出ます。仙福屋の小物コンセプト、『礼を尽くしたオシャレ』に適した帯締めの一本だと思います。
これ以上、無いという帯締めが見つかり、今回はこのコーディネートで終了いたしました。
手組鎧組の帯締め
→ https://senpukuya.jp/products/obijime-111
【雑談コーデ#47】より
https://youtu.be/NYGNVbzzrn8?si=le03ReyUa6CDseLU