となみ織物の特徴の一つに、織組織(織り方)の種類の多さがあります。
通常、西陣の機屋には、2~5種類ほどの織組織があるといわれていますが、となみ織物では、現在でも10種類以上を製織しています。
もちろん以前と比べると、職人の減少や引退によって、織れなくなった織組織も多数あります。
今回は、自分との関わりが深く、個人的にも好きな「二重織」について少し触れてみたいと思います。
■二重織とは
総数約8000本もの経糸を上下させて織り上げる織物を「二重織」と呼んでいます。
3種類の糸を整経し、その経糸を上下させて製織しています。帯の幅が決まっている中で、繊細な絹糸を用いることで、緻密で表現力の高い織物として成立しているのが二重織です。
「3種類の経糸なのに二重?」と思われる方もいるかもしれませんが、3種類の糸で2層構造を形成していると考えていただくとわかりやすいかと思います。
私が入社してしばらくしてから担当になったこともあり、柄も多数手掛けてきました。
となみ織物の織組織の中でも、もっとも関わりの深い織物の一つだと思っています。もちろん、好きな織物でもあります。
■二重織を使ったアイテム
自分でも使い続けているのが、南蛮七宝のカードケースです。


緻密な織物なので、柄の表現力はもちろん、生地としての耐久性も高いのだと思います。
名刺を出す際に話題にもなりますし、何より気に入っているので、まだしばらくは現役の予定です。
同じタイプはこちらにあります。

【海路図 七宝繋ぎの名刺入れ】二重織(青茶・コーティング無し)

【神坂雪佳 海路図の名刺入れ】二重織/ブルーグレー

【海路図 市松文様の名刺入れ】二重織/茶ベージュ
神坂雪佳の海路図やCelticのシリーズには、二重織の帯地を使用したものが多くあります。
■角帯も
自分が手掛けた柄でいうと、二重織の角帯があります。
即納品/Online限定【二重織の両面角帯】arabesque文様(アラベスク)
即納品/Online限定【二重織の両面角帯】パルナス文様/グレー濃淡
即納品/Online限定【二重織の両面角帯】イスファハン文様
いつかは自分で結びたいと思いつつ、先延ばしになっている角帯たちです。もちろん、結びやすさの確認を兼ねて、いつかは試してみたいと思っています。
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