利休バッグ/着物バッグの定番品

利休バッグ/着物バッグの定番品

着物のバッグで定番といえば、まず利休バッグ(りきゅうばっぐ)が挙げられます。




①利休バッグの由来
利休バッグという名前は、茶道文化を確立させた「千利休(せんのりきゅう)」にちなみます。
ただし、利休本人が考案したということではなく、昭和時代に「お茶席に合う上品で機能的なバッグ」というイメージから名付けられたものです。
着物姿に馴染む上品な形とそのサイズ感で重宝されていることから、お茶席以外でも、着物でのお出かけ全般で持つことのできる和装バッグの定番品となっています。

そもそも日本には、風呂敷や巾着など、モノを包むという文化がありました。
モノを保護する実用性と、相手への思いやりや敬意を形にする精神性が融合した、独自の文化といえます。
明治以降に西洋から鞄類が入ってきたことで使い方も変わり、昭和にはファスナーが普及したことなどから、風呂敷や巾着に代わって広まっていきました。


②利休バッグの特徴
マチが広く、茶席で帛紗(ふくさ)や懐紙などの道具を入れて持ち運ぶのに適しているのはもちろん、お財布やスマートフォンなどを持ち運ぶのにも便利な形状をしています。
また、サイドにあおりポケットがあるのも特徴のひとつです。ファスナーがないため出し入れがしやすく、スマートフォンや交通系ICカードなど薄手のものを収納しやすい構造になっています。


また、バッグの底には鋲がついています。バッグを畳に置いた際の汚れ、傷、生地の擦れを防ぐ効果があります。


なにより、かっちりとした形状が品格のあるコーディネートを可能にしてくれます。


③仙福屋宗介の利休バッグ
仙福屋の利休バッグは、となみ織物の帯地とダックジュエルを組み合わせて制作しています。
和装バッグとして着姿が最大限美しく見えるよう、企画段階からミリ単位で細部までこだわっています。裁断や縫製を手がける職人も帯地の特性を知り尽くし、卓越した技術でひとつひとつ丁寧に仕上げています。

仙福屋が考える美しさは3つ
・帯地を使ったバッグ自体の美しさ
・お持ちになったときの着姿を含めた全体のバランスの美しさ
・バッグを置き、手から離れた時の美しさ


④用途
デザインによって、TPOやコーディネートも変わってきます。
この辺は、帯を選ぶ感覚と同じかもしれません。

■礼装や準礼装のお席には




■訪問着や色無地、セミフォーマル(お子様の行事など)に

■小紋や御召、紬の着物など、普段着のコーディネートに


上記は一例ですが、参考にしていただければと思います。
用途やコーディネートについてご相談のある方は、お気軽にお申し付けください。

サブバッグとして、お太鼓トートやテナライトートをお供にされると、さらに便利です。


利休バッグは、和装バッグの定番だからこそ、しっかりと選んでおきたい一品です。
長く使い続けるものだからこそ、ご自身に合ったものを手にしていただければと思います。

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記事執筆者 / スタッフ中村

となみ織物の中村です。