『総紗縫の懐紙挟み』下村玉廣の世界より 雨の神

この柄は明治期の意匠デザイナーの草分け、下村玉廣の「春夏秋冬」より、雨の神です。

 ■雨の神
恵みの雨をもたらしてくれるなんとも愛嬌のある鬼神です。
如雨露でやさしく降らせてくれています。 
ポイントとして瞳や口元に金糸、銀糸をあしらいました。

【懐紙挟みとは】

懐紙挟みとは、主に懐紙を入れていただくための容れ物です。
となみの帯地を使用しており、良い柄部分を選び裁断しています。
そして、懐紙より少し大きなあて板で両脇を撚り、糸でかがって製作しています。

懐紙を入れていただくことはもちろんのこと、通帳や手帳を入れていただくなど、普段使いにもお使いいただけます。