
となみ織物は帯屋ですが、
『帯専門です』とは言えないほど『きもの』のモノづくりもしています。
着物づくりのキッカケは、
『自分たちの帯に合わせる着物が無くなって行くんじゃないか・・・。』
と感じはじめた頃から。
30年以上は経っています。
また小物も同じような理由。
草履は、ここでも書きましたが『足が痛いから着物ではお出かけしない』。
そんな話をお客様からお聞きして、必要に駆られて制作を始めました。
草履は、草履台と花緒に分けることができ、
最終挿げるのも含め、各職人が技を磨く分業制となっています。
その花緒ですが約20年間、
仙福屋では同じ工房に依頼していました。
となみ帯から花緒のイメージして帯地を裁断。
その裁断した箇所に合わせて、ツボの色、裏のビロードの配色をして、
鼻緒職人へ制作依頼をしています。
色んな色やツボ色などの配色も行うため、
花緒単体であっても仕上がると、
ちゃんと『となみ織物と仙福屋』の空気や雰囲気を持ったアイテムになります。
約20年、これだけ長い時間当たり前のように、
この流れでモノづくりをしていると、
帯地を渡したら、こちらの思い通りの花緒が上がってくる。
このことは空気の様な当たり前になっていました。
ただ、それが近々今までと同じ様には、
花緒も作れない状況になってしまいます。
帯も同じ職人の後継不足はずっと言われていることで、
今までも何度もありましたが、一拍置いて落ち着いて考えると、
やはり驚きと、モノづくりの危うさを再確認してしまいます。
続ける、簡単な言葉ですが、今はその難しさを本当に感じています。
草履台は真綿入り、中東の状況で部材があまり入って来ず、
今は少し大変な状況ではありますが、こつこつと作り続けて頂いています。
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