渦文様からバームクーヘン文様になった帯について

渦文様からバームクーヘン文様になった帯について

文様について

小さな円を重ね合わせた渦の図案の帯です。

起源を考えると・・・
おそらく人類が初期の頃、地面に枝で描いたくらいデザインと言えます。
他にも縞や横段、格子、渦・・・。
同時期にそういった柄も一緒に生まれている思います。

そんな渦文様ですが、私たちが制作した渦は、
大きな輪から小さな輪までを重ね合わせて、渦にしたもの。

制作時には、単に渦と呼んでいたと思いますが、
いつの間にか『バームクーヘン』と呼び始め、それが完全に定着。

そうすると、
もうバームクーヘンにしか見えなくなりました。


織組織/紹巴織

紹巴織は緻密な表現が可能です。
また絹の発色が美しく、そして絹のイメージ通りのしなやか風合いを表現できます。

この織組織は、経糸を緯糸で覆い隠すほど筬で細かく打ち込みます。
そのため、緻密な柄表現も可能となります。

日本画のような複雑なデザインも織りだけで表現することもできます。

ただ、今回は渦を重ねたバームクーヘンの様なシンプルで意匠です。
その紹巴織の持つ特性を使ったのは、この一つ一つの輪、これを歪ませるところ。
綺麗な輪ではなく、ゆらぎを持たせ、渦全体に表情を持たせました。

この織りでつくる味わいが、渦文様ではなく、
バームクーヘンと呼ばれる様になった理由の一つだと思っています。

3、着姿はこんな感じ

お太鼓の中心に見える無地部分を上下させることで、
この帯は表情を大きく変えることができます。

配色も様々織っていますので、お好みに合わせて
コーディネートして頂けるかな、と思っています。

ちなみに、写真の着姿は名古屋帯の開き仕立て。
お腹部分の巾を変化させることができる、使いやすい仕立て方。

重量は374g。
仕立て上げのこの重さ、非常に軽い帯になっています。
季節は7、8月の真夏を除く3シーズン着用可能です。

◼︎この記事で紹介したバームクーヘン帯はコチラ
クリームソーダ色
 https://senpukuya.jp/products/obi-na-11

バニラ色
    https://senpukuya.jp/products/obi-na-1

チョコレート色
 https://senpukuya.jp/products/obi-fu-50

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記事執筆者 / 五代目仙福屋宗介

となみ織物5代目(専務)