ショーから始まる新しいモノづくり

ショーから始まる新しいモノづくり

『10/12. 東京で開催、となみ織物きものショー』

約300名のお客様にご来場いただき、無事に終了いたしました。その様子は、YoutubeやInstagram等でご覧いただくことができます。

◼︎TKC となみ織物きものショー
https://youtu.be/ie5A_spZud0

当日はモノづくりを一緒に行う職人さんや作家さん等にもおいで頂きました。鹿児島や奄美大島などからも来られていましたので、産地へお邪魔した際にまた感想も伺っていきたいと思います。まずは、モチベーションの一つになってもらえば嬉しいです。

ショーの帯は、これからのモノづくりの取っ掛かりになるものばかり、これから公開していきます。

 

10/3 タイル織

ショーではno,9 no,17で使用した新しいシリーズの帯。経糸に箔をつかっているため、そこには染料が入らない、それを利用した帯です。

◼︎No,9 『北斎波』ショート動画
https://youtube.com/shorts/S3n_NrMw1LQ

◼︎No,17 『オオバタン』ショート動画
https://youtube.com/shorts/lPv-VOVCOCQ

上二つは手法を変えた手描き。

写真の象柄に関しては型を置いて制作、手始めですがこれからも織りと染めのモノづくり、今後も深めていきたいと思います。

10/10 ダンマル/紅村帯

実は帯をショー前日に帯を入れ替えました。最初はダンマルをつかいお太鼓を白黒で表現した帯(上記写真)。

最初の方に決まっていたコーディネートだったこともあり、全く問題はありませんでしたが、全体の配色の流れから、同じくダンマルで表現した濃い地色の帯に。

その結果は・・・

◼︎No,5 紅村帯 × 旋影(根善コラボ)+羽織:アリス無双紗
https://youtube.com/shorts/dN_Non3ouas

10/11 雑談コーデ/TKCショー前日

一番最初の絞り訪問着をつかって、雑談コーデです。
https://youtu.be/cGm73MYj8ik

白黒はシンプルになり過ぎる、しかもオープニングということもあり、コーディネートは入念に行っています。その様子を撮っています。

その結果は・・・

◼︎Collection no,1/ショート動画
https://youtube.com/shorts/0WSsbtXzpUU

帯はサロメ/名古屋帯。

漢錦から、非常に織組織を変えて形にした帯になります。絹の質感を持ちつつ、生地は薄く。色数は少ないものの存在感のある帯に仕上がりました。

かなり満足いく仕上がりですが、認知度としてはまだまだ。これからの帯になります。ただ、職人さん的にいつまで織れるか分かりませんので、大事にしながら、急いでモノづくりは進めたいと思っています。

10/16 新しい織物


紹巴織をつかった新しい織物を制作しています。

どこかでも書いていましたが、ある意味紹巴織は完成された織物。そのため、モノづくりをしようとしても、織りで遊ぶ余地が少ない。とよく言われます。

ぱっと思いつくのが、糸に変化を付けた麹塵染のシリーズや箔と紬糸をつかった悠翔織。このモノづくりはどちらかと言えば、後者に近いものの、そんなに近くには着地しそうにないモノづくりです。

 

10/23 神坂雪佳の世界/総紗縫

たまに起きるのが、モノづくりが混ざること。

この神坂雪佳/総紗縫シリーズもそうなっていました。問題は原材料のところから始まりますが、非常に難しい設計となっているため、なかなか正反で上がってきません。

人気もあるため、織ってもいつの間にか社内から無くなって、シリーズとして形づいていませんでした。

それらも含めて、設計を手直ししつつ(大改修ですが・・・)、もう一度神坂雪佳の世界/総紗縫を作り変えようとしています。

十柄ほどはありますので、これに関しては裏地も新しく紋をつくって・・・と考えています。

◼︎神坂雪佳の世界/Online仙福屋
https://senpukuya.jp/search?q=神坂雪佳

ということでやるべきことは沢山!

ショーが終わって、あまり止まっている暇がない、10月末でした。

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