いつの間にか日中25℃を超えている京都です。先日、なにを思ったのか壱岐へ行ってきました。
モノづくりとは直接関係あるようなないような旅行でしたが、目的は古墳と神社巡りです。日本のプリミティブな空気を頂いてきましたので、それらをいま進めているモノづくりに入れていきたいと思います。
個人的に勘違いしていたのが、壱岐は南国?ほとんど気温は変わらず、桃の咲き始めでした。
2月も3月もあっという間に終わり、もう4月ですね。ほんと早いです。
3/7 お太鼓トートーL

お太鼓トートLサイズは、少し縦を長くしたお太鼓トートです。
最初は軽い気持ちで少し大きく、と思ってつくった規格でしたが、結果的に全面的に新しく設計し直し制作することに。
少し大きくしただけと考えていましたが、使い勝手だけでなく、意外に帯意匠の見え方も変わりました。
通常サイズも含め、ご愛用いただけると嬉しいです。
◼︎仙福屋のお太鼓トート
https://senpukuya.jp/collections/637
3/10 よからぬ企み

ということで、Instagramにも異なる帯でUPしていました。少し企んでいます。
普段のモノづくりからはかなりイレギュラーなモノづくり。社内では邪道、とも思われるかもしれませんが、まず帯として面白いものができれば良い、と思っています。
それをキッカケに、次にも繋がるはず・・・
完成するか?それ自体微妙なところもありますが、上手く行けばここでも紹介したいと思います。
楽しみにしていてください。
3/14 東郷織物/都城訪問
毎年、何度か訪れる都城、東郷織物。
生産量としては年々減った上、仕入れするにもタイミングが合わないと機屋に反物が全くないことも。
いつも戦々恐々としながお邪魔しますが、今回は夏物(これがさらにレアモノ)を見つけたので、即仕入れしましました。
ただ、帯に合わせたものを制作依頼していますが、それは気長に待ってほしい。と言われているので、当面待つことに。。。夏着れる時期に上がってくるのだろうか?という疑問はありますが・・・
産地が疲弊してモノが上がってこない、ことは知識としてご存じの方は多いのですが、実際に現場を見ると、恐怖を感じます。
商売トークじゃなくて、いいモノが見つかれば手に入れておいた方が良いと思いました。
東郷織物の大島紬ととなみ帯の相性は抜群に良いので、今の現状は残念な気持ちでいっぱいです。
3/17 くらげ帯
夜の海をふわふわしているくらげの帯を制作。
これから始めるシリーズのために、少し糸使いも変え、ベース部分の帯も新しく設計して製織。
絞りとの相性も考え、色の入り具合、ノリも変わると思います。
現在、このくらげは染色前の糸入れが終わったところ。くらげの足?に関しては金彩も入れて、不思議な空気感を作りたいと思っています。
この帯が、くらげ好きの人に刺さるか?それはわかりませんが、織ではない帯作りの場合は特に、広く様々な方に見て頂きたいのと、アーカイブの意味も込めて、Onelineで先に発表をしようかなと思っています。
3/19 本袋+1 あえて迷走中
本袋帯の可能性を考えて、今は遊んでいます。
具体的には、織の部分に色がどれだけ入るか?これを見ています。織組織の具合によっては、染料が入りにくいところや、ムラに見えるものも出てきていますので、それを上手く使った表現を考えていければと思っています。
写真は、黒い地色の本袋帯に色を挿した場合、どれだけ色が入るか?発色の具合と織で表現した箇所との比較をしています。
今のこの段階では、遊びながら資料を残していきます。
こういうことをもう2、3本やってみて、新しいシリーズの方向づけをしていきます。
雑談コーデ#55
雑談コーデも、なんやかんやで55回までやってきました。今回は御召で織り上げた、紅村着物です。織のベースとなるのは、縮緬縞。
経年劣化も工夫によって織で表現できる御召。陶芸家林侑子氏の土鋏技法の味を御召緯を使って表現しています。
非常に合わせやすい着物でしたので、帯もかなりバリエーション豊かに合わせています。
前編
後編