2025-6

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【西村絹織物工房/奄美大島】

今月は奄美へ行き、産地でのモノづくりをしてきました。

いつもと違ったのは、今回はゲストも一緒だったこと。突然でしたが、ちょうど今から鉃媒染する糸があったこともあり、西村氏の草木染めの見学と撮影も行いました。

▪︎あまみーいろのモノづくり2025
https://youtu.be/WhyBBeMmYJc

いずれ、あまみーいろのモノづくりをロングバージョンでまとめようと思っています。そのための動画の一部となる予定です。

職人の力を尽くしたモノづくり、遊び心も含め、このモノづくりが今の時代どれほど稀有なのか、それが伝わるようにしたいと思っています。最近は、帯のものづくりも、このあまみーいろに絡んできていますので、今後が楽しみです。

6/3 月帯のしごき染め

帯のモチーフとして、たくさん用いられてきた『月』。となみ織物でもこのモチーフは相当数制作してきて、その中の一本になります。

上品綟という紗に改良を加えた織物ですが、本当にシンプル。地にプラスして箔と糸を混ぜて織り上げた月。これだけです。

もちろん、このままの帯でも結んで頂いていますが、この織り上がり後に、多少手を加えて、遊んでみたモノづくりです。

この帯で3本目となりますが、全て変えています。

今回は、敢えて地部分にムラを入れるために、通常の表から染めるのではなく、裏から刷毛で染色。

もちろん、帯は先染めの織物ですので、裏の糸に刷毛が取られて染め難いなど、通常の白生地では出てこない問題も多々。

あえてムラをつくったので、それを気に入った方に手に取って頂けると嬉しいです。

6/9 上品綟→

今まで沢山のデザインの帯をつくってきた上品綟。上の帯と同じ織組織です。

新しい織組織をつくると思って、今までの流れから離れてゼロからスタート。自分の中では新しく織組織をつくった、そう思い込ませています。

これがそのベース部分の細かな市松。

織を分かりやすく見やすくするため、試験段階では色を変えて織り方を表現しています。実際に織る時は同色、たとえば白白や黒黒で織ることも考え、この上に柄を織り上げた場合、どんな表現となるのか、ものづくり中です。

透け感は綟織のため、夏仕様、そこからどこまでTPOとしても広げていくのかは、これからのモノづくりで決めていこうと思っています。

経糸同士を綟ることで製織していく綟り織が、どんどん世間からなくなっています。残していくためにも、常に新しいモノづくりを続けていきたいと思っています。

14日 くらげ帯完成

染織工芸むつろさんとのコラボで制作する帯です。

新しい織物を少しベージュの入った白で織り、その上から絞りと銀彩で仕上げた名古屋帯になります。最初の一本、できれば柄や色を変えて、くらげの帯をつくり続けたいという話もしていたため、特に一本目は入念に試験もして制作。思いの外、時間が掛かりました。

くらげ自体のふわふわした感じ、透け感、動き。織物でどう表現するか?個人的に織物の可能性を広げる、チャレンジとして良い題材になるような気がしています。

またシンプルに色んな表情を持ったくらげの帯ばかりが集まったら・・・、想像すると楽しいと、個人的な趣味ですが(笑)思っています。

そんな長期で考えているモノづくりです。まずは、no,1完成です。

 

【雑談コーデ】若冲/あーとりずむ

新しくモノづくりをはじめた『あーとりずむ』シリーズ
今までとなみ織物が帯シリーズで制作してきた、神坂雪佳、伊藤若冲、夢二などデザインを元に着物にしたものです。

帯は前編後編で新作交え、計4本

前編
https://youtu.be/t1YOHdo6MCo

後編
https://youtu.be/0LzjbLzZx9I

【雑談コーデ】黄流/あまみーいろ

あまみーいろの新作と帯を合わせました。
この着物はフクギで染め上げた糸を織り込み、柄は秋名バラ柄


帯は前編後編で新作交え、計4本

◼︎黄流(こおる)/あまみーいろ
https://www.instagram.com/p/DJ57ORpRsLf/?igsh=c2t6N3ZsYXdteWR4

前編
https://youtu.be/bd8g6lgJaiE

後編
https://youtu.be/EQMjUTfPvbA



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