【知る人ぞ知る藤の花】
今年はカレンダー通りだと中3日、通常営業日が入っているため、あまり長期休暇とは感じないGWです。ただ、この期間京都の中心部ではKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が開催中。
写真と共に普段気になるけど入ったことのない、建築物に入ることもできたりと、なかなか素敵なイベントです。
◼︎KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭
気候もちょうどよく、着物で回るのも、楽しいかもしれません。
さて、今月はモノづくりのそれも次に楽しみなモノが上がってきています。アイデアは思いついた時が一番輝いていて、そこから少しずつくすんでいくことが多いので、時間がかかるモノづくりほど怖かったりします・・・。

4/4 雷神さま
俵屋宗達の雷神図をタイル帯で制作。
四人目の職人さんとのモノづくりです。その一本だったため、時間は異様に掛かり、通常の3倍〜4倍ほど。その分今まで行なっていない技法などで表現してもらいました。
『とにかく染料が乗らないため、何度も筆を走らして・・・』と言われていた通り、色には奥行きが。雷神さんの後ろに控える雲は墨で表し、この染料の違いでも立体感が作られるというスペシャルな帯に仕上がりました。
このあと風神も完成し、少しずつタイル織の認知度を高めていきたいと思います。

4/8 くらげ帯
染織工芸むつろさんとのコラボモノづくり。
いつもよりも自分色が強く入るため、仕上がりがいつもの『むつろコラボ』とは変わってくるかもしれません。それも含めて、仕上がりが楽しみなモノづくり。
できるだけ、1から完成までのモノづくりを追いかけようとしていますが、職人は見せたくない(悪気ではなく、恥ずかしい気持ちが多いそうです)ため、なかなか全工程は押さえられませんが、ある程度この帯に掛かった手間は感じてもらえるかな?と思っています。
◼︎くらげ帯
https://www.instagram.com/p/DIaDJNrz-sk/?igsh=NTc4MTIwNjQ2YQ==
このモノづくりの夢は、くらげの帯を結ばれた方が並ばれること。。。ということで、いろんなバリエーションのくらげ帯をつくろうと、考えています。
まずは、くらげ帯1号です。

4/11 Hiyakibaku no,3
少しだけ製織した総紗縫+麹塵染の帯がありました。
今は織っていないため、非常にレアな帯です。評判も良かったのですが、制作過程の諸事情から一旦ストップしていました。
それを形を多少変え、焼き箔と組み合わせることで、新しい帯シリーズを制作しています。
◼︎hiyakubaku制作中
https://www.instagram.com/reel/DISheahT-Pt/?igsh=NTc4MTIwNjQ2YQ==
このモノづくりはいろいろありました。
一緒に制作していた職人さんが急に亡くなられたり、とそれでも引き継いで頂いた職人さんとまた試行錯誤し、作り上げたモノづくりですので、他ともまた違った思い入れがあります。
現在のところで3柄目です。同柄の同色帯は制作しない、一点物のモノづくりです。
4/14 あまみーいろのモノづくり
ずっと続く、西村公一氏とのモノづくり。
帯にも波及して、異文織と上品綟で名古屋帯でも色を意識したモノづくりを続けています。
京都と奄美、物理的に距離が離れていますので、お互いある程度考えて、熟成してからの形が完成しているため、上がってきた反物を見ると、時々、『こう来たか!』そんなモノづくりもあります。
草木で糸を染め、織り上げているため、不確定要素はたくさんあります。その中でのモノづくり、通常はマンネリ化していきますが、まだまだ潜在的な力が溢れています。
完成した反物だけでも、もちろん良いのですが、モノづくりのイメージ・情景・感情を込めた名前と詩を反物につけています。
◼︎あまみーいろinstagram
https://www.instagram.com/amamiiro
雑談コーデ
毎週土曜日に雑談コーデ、日曜日はショートを更新していこうと思っています。
普段の仕事とは違ったものになるため、スケジュール通りに行くかは分かりませんが、今のところそのペースを保てています。
動画内にも入れる様にしましたが、目的は着物コーディネートの楽しさを知ってもらうことです。そのために、敷居が下がればと思っています。
自分たちも帯着物だけでなく、小物も制作していますので、ちょっと答え合わせ的な感じで参加して、楽しんでいます。
それがあるので、今後も続けられるかなぁと思っています。