【塵よけの染め/職人動画】
https://youtube.com/shorts/81GccwjeKOY?feature=share
日々、モノづくりに取り組んでいます。
職人の高齢化などで新しいモノづくりは難しいといえる時代かもしれませんが、現場では常に工夫をしながら制作しています。
動画は紅村シリーズの無双紗、白生地。
その上から麹塵染シリーズの染料で染めるシーンを撮影しました。
今までの染料や手法ではできなかったことが、工夫を重ねて、
一緒に手と頭を動かして仕事をしていると、

5/12 くらげ1号の帯続報
先月から継続して制作中のクラゲの帯。
このメルマガの頃にはもしかして仕上がっているかもしれませんが、一つずつ工程を積み上げています。丁寧に確実に進めています。
この帯のベース生地は、そもそも先染めの帯地。どの工程にも最大限の注意をしながらのモノづくりです。
仕上がり次第にはなりますが、このクラゲ帯は一本で終わることなく、しかも同じデザインはつくらず、クラゲシリーズとして様々な帯を作り続けられれば幸せです。
ライフワークにモノづくりです。

5/16 出張先での根善コーデ
コラボで制作した根善の着物に、本袋帯/神坂雪佳、花七宝の無双紗をコーディネートしてみました。
根善織物とのモノづくりは長く、独自の進化をし続けています。 特に言われていることは、根善&となみでつくると、独自につくる何倍も相乗効果で良いモノづくりができる。マイナスやその場限りのコラボが多い中で驚異的だ、と。
お互いの相性もあることですので、本当に有り難いことです。
ちなみにコーディネート一式、丸ごとのご購入ということはなかなかありませんが、合わせて見ている観衆は、小物までこのままの着姿を見てみたい、そう思っていました。

5/13 無双紗と並行して
夏羽織やコートなど夏の上もの需要の中、今モノづくりしているモノが、この反物になります。
この生地の特徴は、ただ単に織り上げただけでできる、この縦縞。経糸の張力が変わることでこれができます。
モノづくりでは、生地を織って染色。糊を置き、柄を抜染をして表現しようとしています。本来は無地か上に金彩加工などの柄づけを想定されていますが、抜染することで、生地の張力の差を活かし、見る角度によって柄に動きを付けることができるはず、そう考えてのモノづくりです。
さらに、今回は染めるのは、規則正しく並ぶ南蛮七宝。敢えてこの文様で遊んでみようと思っています。
5/20 となみ帯のきりばみ
世間でも見ることはできる、異なる帯地を繋いで作る、切りばみの帯。それとは違って、全てとなみ織物の帯だけで一味加えてつくる、切りばみの帯です。
そもそもこの帯作りを始めた理由は、目出しが美しいと思ったことから。
目出しというのは、帯を織る際に必ず製織する試験織のこと。制作した設計図に瑕疵がないか、織組織として成り立っているか、配色の具合など様々チェックするために、何度もこの目出しを織ります。
特に最終段階に近い目出しは、同じ柄を様々な配色で一枚の帯地として、織り上げます。ちなみに、資料と残す以外のものは廃棄、もしくは倉庫に眠ることに。
その目出しを使ってつくる一点物のモノづくりです。使用する帯地によって大幅な価格差が起きますが、それも含めて楽しんでモノづくりをしたいと思います。
写真の帯はもう織れなくなった雲龍錦の帯を元に、縞の帯地をつかって制作中。
5月の雑談コーデ
ここ最近、雑談コーデは不定期UPから、土曜日定期的UPにしています。各動画冒頭にあるように、着物の敷居をできるだけ下げていきたい。そんな思いで撮影しています。
5/3 【雑談コーデ #58 後編】黒い夏御召×Hiyakibaku、タイル帯 風神図
5/10 【雑談コーデ #59 前編】大島紬/あまみーいろ × IKAT(名古屋帯)、紅村帯(袋帯)夏単衣コーデ
5/17【雑談コーデ #59 後編】大島紬/あまみーいろ × KILIM(名古屋帯)、麹塵染/異文織(袋帯)夏単衣コーデ
5/24 【雑談コーデ #60 前編】東郷夏大島島紬 × しぼ織/麹塵染、CandyCircus/しぼ織(名古屋帯)夏単衣コーデ
どうぞよろしくお願いいたします。