
5月 哲学の道
秋になったらまた変わりそうですが(笑)、自分は青紅葉の方が好きかもしれません。
そう思うくらい、今年は紅葉の緑が美しい年だと思います。
着物を着て、外を気持ちよく散歩できる季節は長くありませんが、今の時期から梅雨まで本当に貴重です。今月も大島紬の産地へ行き、なかなかモノづくりができる環境が崩れつつありますが、それでも職人さんにお客さんの着姿を見て頂いたり、すると職人さんの顔が晴れやかになります。
それだけでも来た甲斐があるなあと思いながら、自分もモノづくり頑張っていきたいと思います。

5/8 新総紗縫
5層になって奥行きを作ることができる、新・総紗縫。
少しずつモノづくりが進んでいます。
急に完成したモノづくりではなく、少しずつステップを上がっていき、完成しました。流れとしては、まず通常の総紗縫2〜3層から、3.5層の試験で柄を一旦制作(これが評判良好)。
【社内でもわからない織組織】
https://note.com/senpukuya5/n/n36da96adc232
そこへ、もう1.5層プラスして5層の帯で制作しました。
総紗縫の織組織が持つ、『懐の広さ』、『モノづくりの隙』。これを感じながらのモノづくりです。
ちなみに、この総紗縫を5層にするモノづくりでは、一番透ける紗の部分、当初はこれを少なく、効果的にアクセントとして使ってきましたが、今設計しているモノに関しては、この部分を3〜4倍に広げてモノづくりをしています(上部写真の黒い箇所)。
この表現が柄全体にどういった影響を与えてくるのか?
その辺りも見ながら、モノづくりが順調に進行中です。
◼︎新・総紗縫|note
https://note.com/senpukuya5/n/n98c9866770a5

5/13 豆しぼ繋ぎ
日本の古典文様の一つ、『豆絞り』。仙福屋では帯揚げとして染めています。
この文様をアレンジではなく、もちろん意識はしつつ、新しい文様を自分なりにデザインしてみました。
それが『豆しぼ繋ぎ』。図案から型は2枚つくり、それぞれの型が独立して柄になります。豆しぼと、数珠繋ぎ、合わせると、豆しぼ繋ぎになるデザインです。
この型は着物用を考えて幅等を制作していますので、次は羽織を染色、ただいま染めています。
◼︎先に完成したのは帯揚げ|note
https://note.com/senpukuya5/n/n0dbbfe62feec
◼︎豆しぼ繋ぎ|仙福屋宗介
https://senpukuya.jp/products/obiage-269?variantP692533027062

5/15 花緒
草履台に関しては、イラン戦争のため、制作の数が極端に減り、危機となっています。
そして、次は花緒。来月末で廃業されます。
仙福屋では20数年、この職人さんと花緒を制作してきました。
帯からどの柄を花緒の中心に持っていくのか?
ツボの色、裏のビロードの色、それらの打ち合わせと制作をしていくうちに、仕上がる花緒はとなみ織物、仙福屋の空気をまとったモノになっていました。
この空気感は新しい職人が見つかったとしても、なかなか難しいと思っています。
まだ時間はありますので、今のうちに制作していきますが、その次どうするのか?難しい問題です。
◼︎帯地で作る花緒|note
https://note.com/senpukuya5/n/n6001514a4709
◼︎仙福屋の草履|即納品
https://senpukuya.jp/collections/szouri-mawata

5/18 刺繍
新しい刺繍の帯を製作しています。
今回、となみ帯に触れるのが初めての職人さんの手によるもの。
◼︎新しい職人による刺繍帯|note
https://note.com/senpukuya5/n/n8c4dc7b3b66f

5/25 奄美大島
1泊奄美、1泊鹿児島滞在です。
恒例の機屋さんを回ってきました。多くが非常に厳しい状況が続いているところ、相当前向きにモノづくりをされているところもあったり・・・、その差は大きくなっています。
奄美では、写真の紅村着物の御召を『あまみーいろ』の染料で染めてもらいました。
西村さん(西村絹織物社長)からは、『本当にいいの?』と何度も聞かれながら、不安そうに染料へ反物を入れる・・・。
それでも今回の染料である『フクギ』の色が綺麗に入ってくるのを見ていると、やっぱり良い色だなぁと。
大丈夫かなぁというくらい縮んでいますが、まずは色が入ってから、幅も考えて仕立てに出す予定です。
手間等々考えると、かなり特別な着物です。
◼︎御召をあまみーいろ染料で染める
https://www.instagram.com/p/DYwwtOITAQW/

雑談コーデ
アップが止まっていますが、撮影は行っています。
ただ、編集が間に合っていません。申し訳ありません。
9マルキ(摺り込み)の泥大島紬に帯を雪佳|総紗縫(写真のコーデ)を行っています。
この続きは、来月。
そこからは定期的にお届けできると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
基本的にショート動画で着物一枚に対して、帯を合わせ、小物コーディネートをしています。
◼︎仙福屋チャンネル
https://www.youtube.com/@senpukuya 