角帯がほしい|八寸名古屋帯を見て思うこと

角帯がほしい|八寸名古屋帯を見て思うこと

現在制作中の八寸名古屋帯。
種類はOnlineにもUPしている『異文織』に近い織物。


iKat角帯

 

近いと言いながらも、
実際はそこから織組織を随分と改良を加えて、
さらに緯糸には、この時奄美大島で染めた糸を織り込んでいます。

『あまみーいろの糸|西村公一氏と制作する大島の糸』

この糸をつかって目指したモノづくりは、
色表現に「全振り」した帯です。

イメージの色表現、風合いを実現するため、
従来の打ち込み(緯糸)の数を減らし、再設計。

そんな簡単には上手く行かず、
打ち込みを減らしすぎると、今度は柄が伸び、風合いがクタクタになる。

打ち込みや糸数を少し増やしては戻し、
また削っては確かめる。

そんな振り子のような、
行ったり来たりを繰り返しながらの試行錯誤。

いいとこ取りは、モノづくりではなかなか難しいです。

あまみーいろ|八寸名古屋帯

何度も繰り返した後、
ようやく「ちょうど良い塩梅」を見つけたのが、この名古屋帯になります。
絶妙な調和の中、生まれた帯です。

八寸名古屋帯として作り上げましたが、
このモノづくりの経過を体験して、
この仕上がりの色と風合いを手に取ると・・・。

やはり自分用の角帯としても欲しくなってしまいます。

しかも、ここ最近はこういったモノづくりを良く行っています。

そのため、この『金唐革織』の角帯も作りたいし、ほしい・・・

 

これは色見本で取ったモノですが、角帯に良さそうに見えます。
ちなみに、これも異文織の『moi-moi(もいもい)』という柄の名古屋帯。

こんな風にして、
「自分でも締めたい」と思う織物(角帯です)がどんどん増えてしまっています。
ちょっと困っていますが、たぶん喜んで、いいのでしょうね。

さらに、このあと『夏の羽織もほしい・・・』が続くかもしれません。


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記事執筆者 / 五代目仙福屋宗介

となみ織物5代目(専務)