箔から夏の織物まで

箔から夏の織物まで

今年も早くも半分が終わり、後半にはいりました。今回、紹介するのは新しいモノづくり、これから大きくなる卵ばかりです。

本社1Fでモノづくりをする機会がいつもよりも多いため、そんなモノづくりの様子をインスタや最近はthreadにUPすることも増えています。

◼︎X(twitter)
https://x.com/senpukuya5

◼︎thread(こちらはショーが中心)
https://www.threads.net/@tonamiorimono

同じように帯や着物のモノづくりを紹介するところも少ないのか、イイ反響を頂いています。ほとんどが上手く行った結果、行きそうな途中経過を紹介することが多いです。次からは失敗することも入れていこうかなと思っています。生々しいモノづくりの現場、どうかな・・・?

6/9 ショーに向けての着物づくり

普段のモノづくりとともに、10月12日のショーに向けてのモノづくりを進めています。ショーの目的は、お客様へこれからのモノづくりを見て頂きたい。職人さんへは、関わってもらったモノづくりを見て、次のモノづくりへの力にしてもらう。また会場に来てもらって、(時間的には一瞬ですが)お客様の着姿を見たり、話を聞いてもらうなど。

とにかく、参加した方が着物の楽しさを再確認してもらえると嬉しいです。前回はできなかった、職人さんの制作現場をショート動画でUPしています。

◼︎ショート動画/ショーに向けてのモノづくり
https://youtube.com/playlist?list=PL-Bb9QfnE4SQDdtTKJwiE2CNP7pj7SiHD&si=vThfnLRd00kwvpmZ

あまり見せ過ぎると、当日の楽しみが無くなるかもしれない、そんな話もありましたが、できる限り見せていきたいと思っています。中身も実験的な要素も増える予定ですので、昨年とは大きく変わる予定です。

◼︎2023'TKCとなみ織物キモノショー
https://youtu.be/BfRe72kNN5c

詳しいショーの開始時間など詳細は、もう間もなくお知らせできると思います。今回も前回と開催場所は同じ、ショー時間も約30分。

観覧をご希望の方をOnline上で7月後半〜8月上旬で募集を開始する予定です。仙福屋宗介、五代目日記ブログやX(Twitter)等でも決まり次第お知らせ致します。

※募集は終了いたしました

◼︎仙福屋宗介
 https://senpukuya.jp

◼︎五代目日記3
 https://senpukuya.jp/blogs/godaime3

◼︎X(Twitter)
 https://x.com/senpukuya5

 

6/10 市松のベース帯作り

この写真だけでは何をしようとしているのか、大変わかり難いと思います。この織物は、経糸に箔をつかった、いわゆる佐賀錦。

そこに改良を加え、となみ織物では彩綾(さいりょう)と呼んでいる織物です。昔は金を中心に花鳥風月調の柄が多かった、完全に礼装帯の織組織でした。それをこれから、完全に作り変えようとしている途中です。

経糸は同じく箔、緯糸に通常の糸と紬糸。少しキラッとしているのは、箔です。市松上に箔を表面に出して、この上から染料を入れると・・・そんな帯になる予定です。

織は織、染めは染め。そうではなくて、それの境界線が無くなりそうな帯を作ってみたいと思います。

 

6/18 600綟+染め

まずは、となみ織物の中で一番軽い帯を作ろうとしているモノづくり。織は綟り、最近は綟り織だけで『おー』と言われるくらい珍しくなってきました。

有名なのは総紗縫ですが、総紗縫ではない600綟織という織組織です。通常で織っても非常に軽い織物ですが、それをさらに調整。これ以上やると糸が滑るかもしれない、ギリギリのところです。

それで織り上げたあと、上から神坂雪佳の意匠で手描きをしました。この透け感が染め目線で見ても美しく、この帯地が欲しいと職人さんから言われてもいます。

染料の乗りは予想以上に良かったので、この方向で改良を加え続けたいと思います。ちなみに、同じ神坂雪佳の図集『蝶千種』でもシリーズ化したい織物です。

 

6/19 伊藤若冲の世界

これも新しいモノづくり。伊藤若冲のモノトーンの作品を元に制作しています。現在、となみ織物には数多くのシリーズがあります。

上記の神坂雪佳や伊藤若冲、唐長・・・などなど、その一部を組み立て直しをしています。具体的にはもう少し小さく分割する、というものですが、もう少し進んだ時に実際の帯も見てもらいながら紹介したいと思っています。

写真はその中の一つ、白黒が帯上で活きるように工夫をしています。ショーばかりになりますが、できれば、10月を目処にコーディネートとともに発表できればと思っています。

 

6/22 雑談コーデ #46

今回の反物は、鹿児島の機屋さん、益田織物の白恵泥です。この反物は、となみ織物が配色をしたモノです。喜界島の海の色・空の色をモチーフに制作。

帯は3種類、写真の総紗縫、紅村帯、新作の作楽間道・赤。この雑談コーデを一回、インスタライブか、Youtubeライブでやってみたいなぁと思っています。

◼︎雑談コーデ#46https://youtu.be/lx3CjRtEVqI

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