五代目日記 3冊目
いい帯が上がってくると
今まで何万という柄数を帯だけで制作してきました。 図案段階で制作に至らないモノもあるため、それも加えると膨大な数になります。 帯作りはそれでも飽きず、今でもいい帯と思える帯が上がってくると、社内のテンションが上がり、その帯を叩き台にして、さらに次・次とアイデアが出て来ます。
いい帯が上がってくると
今まで何万という柄数を帯だけで制作してきました。 図案段階で制作に至らないモノもあるため、それも加えると膨大な数になります。 帯作りはそれでも飽きず、今でもいい帯と思える帯が上がってくると、社内のテンションが上がり、その帯を叩き台にして、さらに次・次とアイデアが出て来ます。
抜染のモノづくり
昨年から特に行うことの多い抜染。字の通り、色を抜いて表現する仕事です。 染めても抜染でも結果、素敵に仕上がるか?それが大事です。 なのは分かっていても、抜染には仕上がりの読めなささが魅力です。 簡単にいうと、白生地を黒に染め、その後柄で抜染。抜染した部分は元の生地の色にはならず、何かしら残ります。 この色は狙っていてもできないため、予想以上に良い、悪い、近い。そして、そこからさらに、もう一つ二つ手を入れるため、最初から完成を予想していても、途中で方向を修正する必要がある。 この緊張感がなんとも言えません。 今日の写真は、織で縞柄をつくったものを唐草で抜染。 縞部分は織のため、そこは変化しつつ、抜染自体の抜ける色、ここの部分がこのモノづくりの核に。 薄地だったら、濃い地だったら、それぞれが変わってくるのが面白い。 今回は予想とは違っていても、かなり良い仕上がりになりました。 こういうモノづくりですので、同じものは一つとしてできません。 小物で言えば、防染糸もそれに近いかもしれません。 ◼︎防染糸帯揚げhttps://senpukuya.jp/products/obiage-118?_pos=2&_sid=defe4cfa9&_ss=r https://senpukuya.jp/products/obiage-86?_pos=1&_sid=defe4cfa9&_ss=r
抜染のモノづくり
昨年から特に行うことの多い抜染。字の通り、色を抜いて表現する仕事です。 染めても抜染でも結果、素敵に仕上がるか?それが大事です。 なのは分かっていても、抜染には仕上がりの読めなささが魅力です。 簡単にいうと、白生地を黒に染め、その後柄で抜染。抜染した部分は元の生地の色にはならず、何かしら残ります。 この色は狙っていてもできないため、予想以上に良い、悪い、近い。そして、そこからさらに、もう一つ二つ手を入れるため、最初から完成を予想していても、途中で方向を修正する必要がある。 この緊張感がなんとも言えません。 今日の写真は、織で縞柄をつくったものを唐草で抜染。 縞部分は織のため、そこは変化しつつ、抜染自体の抜ける色、ここの部分がこのモノづくりの核に。 薄地だったら、濃い地だったら、それぞれが変わってくるのが面白い。 今回は予想とは違っていても、かなり良い仕上がりになりました。 こういうモノづくりですので、同じものは一つとしてできません。 小物で言えば、防染糸もそれに近いかもしれません。 ◼︎防染糸帯揚げhttps://senpukuya.jp/products/obiage-118?_pos=2&_sid=defe4cfa9&_ss=r https://senpukuya.jp/products/obiage-86?_pos=1&_sid=defe4cfa9&_ss=r
今年もすることになるとは・・・
今年もきものショーを開催することになるため、モノづくりです。 いつもは期限に迫られてのモノづくりは、あまり無いので新鮮。たまにはピリッとして、イイのかもしれません。
今年もすることになるとは・・・
今年もきものショーを開催することになるため、モノづくりです。 いつもは期限に迫られてのモノづくりは、あまり無いので新鮮。たまにはピリッとして、イイのかもしれません。
生地や染めの流通上の課題
不思議な話、物価が上がっているこんな時代でも、競争の名の下、少しでも安くしようと下げの圧力がかけられてしまうこと。 そして、応じると負担は自分たちメーカーや職人へいってしまいます。非常に難しく厳しい問題です。 生地は判り易く、さぼると風合いから・使い心地・染めた色の発色まで全く異なってきます。 染め価格を下げると、どこか物足りないような色になるし、微調整も難しくなり、欲しい色はまず出ません。
生地や染めの流通上の課題
不思議な話、物価が上がっているこんな時代でも、競争の名の下、少しでも安くしようと下げの圧力がかけられてしまうこと。 そして、応じると負担は自分たちメーカーや職人へいってしまいます。非常に難しく厳しい問題です。 生地は判り易く、さぼると風合いから・使い心地・染めた色の発色まで全く異なってきます。 染め価格を下げると、どこか物足りないような色になるし、微調整も難しくなり、欲しい色はまず出ません。
廃版の帯・・・
帯自体に人気がなくて・・・であれば、まだしも。織れなくなった織組織の中の帯。 そんな場合もあります。ようは良い柄なのに、織りたくても織れない、ということです。 どこかでも書いたと思いますが、この場合、今現状織れる織組織で新しい意匠図をつくって、織る。ということもできます。 そんな帯も沢山いままで作ってきました。
廃版の帯・・・
帯自体に人気がなくて・・・であれば、まだしも。織れなくなった織組織の中の帯。 そんな場合もあります。ようは良い柄なのに、織りたくても織れない、ということです。 どこかでも書いたと思いますが、この場合、今現状織れる織組織で新しい意匠図をつくって、織る。ということもできます。 そんな帯も沢山いままで作ってきました。
バームクーヘン名古屋帯→着物
帯を着物にする、おそらく帯屋としてこの流れはずっと続きそうです。 最初は花鳥風月のドンしたものを手描きで・・・今見ると、恐ろしいこともしました。(今でも根善さんとのモノづくりでもありますが・・・) その当時から考えると、変に気負わず制作できています。 と前置きがあって・・・
バームクーヘン名古屋帯→着物
帯を着物にする、おそらく帯屋としてこの流れはずっと続きそうです。 最初は花鳥風月のドンしたものを手描きで・・・今見ると、恐ろしいこともしました。(今でも根善さんとのモノづくりでもありますが・・・) その当時から考えると、変に気負わず制作できています。 と前置きがあって・・・
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