五代目日記 3冊目

新しい総紗縫
織りの帯は経糸と緯糸で柄を織り成します。そのため、経糸が黒と緯糸が白だと、グレーに。織り方によっては黒に近づくことも、白に近づくこともありますが、白か黒にはなりません。 そのグラデーションの濃度を幅広く微調整できるのが、このモノづくり。ただ柄によっても色の加減が難しいため、試験織を取りながら、調整をつけていきます。 今回は写真の七宝繋ぎ柄。裏地(B面)としても活躍中ですが、それを表地としても使えるように製織。柄の黒い箇所がもっとも透ける不思議な帯です。柄の両端を空けているのもこの文様の特徴になります。 先日、InstagramストーリーでもUPしたところ、シンプルな文様でも非常に力強さを持っているため、評判も良く、面白い帯になってくれました。 近日中にOnlineでUP予定です。
新しい総紗縫
織りの帯は経糸と緯糸で柄を織り成します。そのため、経糸が黒と緯糸が白だと、グレーに。織り方によっては黒に近づくことも、白に近づくこともありますが、白か黒にはなりません。 そのグラデーションの濃度を幅広く微調整できるのが、このモノづくり。ただ柄によっても色の加減が難しいため、試験織を取りながら、調整をつけていきます。 今回は写真の七宝繋ぎ柄。裏地(B面)としても活躍中ですが、それを表地としても使えるように製織。柄の黒い箇所がもっとも透ける不思議な帯です。柄の両端を空けているのもこの文様の特徴になります。 先日、InstagramストーリーでもUPしたところ、シンプルな文様でも非常に力強さを持っているため、評判も良く、面白い帯になってくれました。 近日中にOnlineでUP予定です。

雑談コーデ#59 二番目、紅村帯のコーディネート
◼︎動画【雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜】https://youtu.be/ZJDXxtT7PYg 着物は大島紬あまみーいろ『深杜』藍としーぎで染め上げた糸で製織した着物になります。 コーディネート二番目の帯は、紅村帯。グリーン無地になります。 ◼︎Online上にもアップ中 https://senpukuya.jp/search?q=紅村 夏しぼ織の帯になります。名前は夏、とつきますが通年結ぶべる仕様になっており、見た目のボリューム感と非常に軽い、このギャップが印象に残る帯です。 無地に近い帯ですので、小物はなんでも合ってしまうのですがそれはそれとして、カメラがあると反対に、ピッタリ合わせたくなる。そんな気持ちが先に立って、かえって難しいコーディネートに(笑)。 帯の地色は個性を表現しつつも、小物合わせで表情が変わる、また合わせやすいところを狙って配色をしています。(そのため、写真や動画でとても出にくい色に・・・) 暑くなりはじめの今の時期なので、コーデは夏向きになりましたが、季節が変わると、かなり違って来るだろうなぁ、と。帯着物小物だけじゃなく、こちらの心持ちでも色々と変わりそうな、帯と着物です。 ◼︎二色レース帯締めhttps://senpukuya.jp/products/obijime-233 ◼︎楊柳ぼかし帯揚げhttps://senpukuya.jp/products/obiage-195 ◼︎雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜https://youtu.be/ZJDXxtT7PYg
雑談コーデ#59 二番目、紅村帯のコーディネート
◼︎動画【雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜】https://youtu.be/ZJDXxtT7PYg 着物は大島紬あまみーいろ『深杜』藍としーぎで染め上げた糸で製織した着物になります。 コーディネート二番目の帯は、紅村帯。グリーン無地になります。 ◼︎Online上にもアップ中 https://senpukuya.jp/search?q=紅村 夏しぼ織の帯になります。名前は夏、とつきますが通年結ぶべる仕様になっており、見た目のボリューム感と非常に軽い、このギャップが印象に残る帯です。 無地に近い帯ですので、小物はなんでも合ってしまうのですがそれはそれとして、カメラがあると反対に、ピッタリ合わせたくなる。そんな気持ちが先に立って、かえって難しいコーディネートに(笑)。 帯の地色は個性を表現しつつも、小物合わせで表情が変わる、また合わせやすいところを狙って配色をしています。(そのため、写真や動画でとても出にくい色に・・・) 暑くなりはじめの今の時期なので、コーデは夏向きになりましたが、季節が変わると、かなり違って来るだろうなぁ、と。帯着物小物だけじゃなく、こちらの心持ちでも色々と変わりそうな、帯と着物です。 ◼︎二色レース帯締めhttps://senpukuya.jp/products/obijime-233 ◼︎楊柳ぼかし帯揚げhttps://senpukuya.jp/products/obiage-195 ◼︎雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜https://youtu.be/ZJDXxtT7PYg

雑談コーデ#59 最初の帯
◼︎雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜 今回の着物、大島紬は前回詳しく書きました、あまみーいろ/『深杜(しずもり)』。 中央に見える白い点、この絣がコーディネートのポイントにもなっています。 1本目の帯は八寸名古屋帯になります。この帯は異文織という織組織の帯、そこから経糸、糸使い等に工夫をし、八寸名古屋帯としました。 当初、袋帯でも使用可能とかなり便利な帯ですが、八寸にすると、さらにそこから軽くなる。まだまだこれからの帯ではありますが、先が楽しみな織物です。
雑談コーデ#59 最初の帯
◼︎雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜 今回の着物、大島紬は前回詳しく書きました、あまみーいろ/『深杜(しずもり)』。 中央に見える白い点、この絣がコーディネートのポイントにもなっています。 1本目の帯は八寸名古屋帯になります。この帯は異文織という織組織の帯、そこから経糸、糸使い等に工夫をし、八寸名古屋帯としました。 当初、袋帯でも使用可能とかなり便利な帯ですが、八寸にすると、さらにそこから軽くなる。まだまだこれからの帯ではありますが、先が楽しみな織物です。

雑談コーデ#59の着物/あまみーいろ『深杜』
◼︎雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜https://youtu.be/ZJDXxtT7PYg 今回コーディネートした着物は大島紬。 奄美の西村さんと一緒に制作している、あまみーいろです。この着物の特徴は、西村さん自らが採取した草木をつかって糸を染色。その糸で職人が織り上げた大島紬、糸もこの大島だけの糸使い。デザイン、配色もとなみ織物独自のもの、そんな特別な大島です。 この動画を見ると空気感が伝わるはずと思っています ◼︎あまみーいろ/西村さんインタビューhttps://youtu.be/Vvx5VHSrIik
雑談コーデ#59の着物/あまみーいろ『深杜』
◼︎雑談コーデ#59 前編 あまみーいろ/深杜https://youtu.be/ZJDXxtT7PYg 今回コーディネートした着物は大島紬。 奄美の西村さんと一緒に制作している、あまみーいろです。この着物の特徴は、西村さん自らが採取した草木をつかって糸を染色。その糸で職人が織り上げた大島紬、糸もこの大島だけの糸使い。デザイン、配色もとなみ織物独自のもの、そんな特別な大島です。 この動画を見ると空気感が伝わるはずと思っています ◼︎あまみーいろ/西村さんインタビューhttps://youtu.be/Vvx5VHSrIik

風通経錦 サロメ乱菊文様/九寸名古屋帯
織物は経糸と緯糸(横糸)とで織り上げていくため、一般の方が考える以上に難しいことが、糸に近い糸で織物として表現すること。 これが染めだと手法はありますが、織の場合、基本的に周りの色に影響を受けるため、色が濁ります。たとえば、白黒の糸で織ると、白はグレーに黒も薄くなる。織でも、糸の高さを変えることで可能ですが、同じ高さで表現するとなると難しい・・・。 それを織で表現するために、考えた織組織がこの織り方。色のコントラストで迫力を作った帯になります。 非常に薄く軽く結び易い織物となりました。が欠点として、この風通経錦、意匠図をつくるのが難しい・・・ ということもあり、モノづくりはゆっくりです。 サロメシリーズが白黒をベースにしたモノづくり。このあと、Nordなど、もう少し色の加わったモノづくりも進んでいますので、またそれは別の機会に紹介したいと思います。
風通経錦 サロメ乱菊文様/九寸名古屋帯
織物は経糸と緯糸(横糸)とで織り上げていくため、一般の方が考える以上に難しいことが、糸に近い糸で織物として表現すること。 これが染めだと手法はありますが、織の場合、基本的に周りの色に影響を受けるため、色が濁ります。たとえば、白黒の糸で織ると、白はグレーに黒も薄くなる。織でも、糸の高さを変えることで可能ですが、同じ高さで表現するとなると難しい・・・。 それを織で表現するために、考えた織組織がこの織り方。色のコントラストで迫力を作った帯になります。 非常に薄く軽く結び易い織物となりました。が欠点として、この風通経錦、意匠図をつくるのが難しい・・・ ということもあり、モノづくりはゆっくりです。 サロメシリーズが白黒をベースにしたモノづくり。このあと、Nordなど、もう少し色の加わったモノづくりも進んでいますので、またそれは別の機会に紹介したいと思います。

雑談コーデ#54-4 総紗縫の派生形
あまみーいろをつかった4つ目のコーディネートは・・・ 袋帯/総紗縫の派生形、帯となります。 織は総紗縫と同じのため、基本的に、オールシーズン結ぶことができます。 大きく異なるのは、透け感。総紗縫は柄を糸で織り上げるため、それ以外の部分『地』部分が透けます。それに対し、今回の帯は地はほとんど透けることなく柄が透ける、不思議な空気感を作り出す帯になりました。 着物/あまみーいろ(大島紬)着物は、奄美大島の西村公一氏と制作する、あまみーいろ。しーぎ、泥、キビで染めた糸で織り上げた『あまみーいろ/大島紬』にコーディネートしていきます。
雑談コーデ#54-4 総紗縫の派生形
あまみーいろをつかった4つ目のコーディネートは・・・ 袋帯/総紗縫の派生形、帯となります。 織は総紗縫と同じのため、基本的に、オールシーズン結ぶことができます。 大きく異なるのは、透け感。総紗縫は柄を糸で織り上げるため、それ以外の部分『地』部分が透けます。それに対し、今回の帯は地はほとんど透けることなく柄が透ける、不思議な空気感を作り出す帯になりました。 着物/あまみーいろ(大島紬)着物は、奄美大島の西村公一氏と制作する、あまみーいろ。しーぎ、泥、キビで染めた糸で織り上げた『あまみーいろ/大島紬』にコーディネートしていきます。
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